ケラマ諸島の座間味島にあるダイビングポイント
トウマ浜の西端に位置しますところがドラゴンレディです。まるで砂漠みたいに延々と続く砂地。それが海面一面にまで広がっています。その上で優雅な気分で漂ってみましょう。宇宙遊泳しているような経験ができます。スノーケリングやダイビングに最適です。

このドラゴンレディが有名になったのは原田知世さんが主演した映画「彼女が水着に着替えたら」の舞台になったからです。1989年に公開されたダイビングをテーマにした映画で、大ヒットしました。公開当時は、ダイビングブームを巻き起こしました。週末だけでもダイビングの器材を購入する人たちでごった返していました。そして体験ダイビングは連日満員御礼状態でした。

日本の人たちに沖縄がダイビングの聖地である印象を与えた作品になりました。それまでは、ダイビングのことは知っていても、どこか遠い存在であったのです。それが原田知世さんの親しみやすいキャラクターで等身大の女性がダイビングに目覚めるのです。大勢の女性に影響を与えたと言われています。

映画の撮影地にもなったほどですから、潮流も緩やかです。海底には緩やかな砂地が続いています。身も心もゆったりとした気分になり癒されるドラゴンレディ。映画のセットの一つで、人工的に埋められた飛行機の残骸があります。これも今なお海底に姿を残しています。これもドラゴンレディの魅力の一つになっています。映画公開から20年以上経ちますが、翼やコックピットなどもところどころで見ることができます。

画像出典:一般社団法人 座間味ダイビング協会